自分のやりたいことを他人に否定されるのはどうして?理由と対処法
自分が何か大きな夢や目標を持ったときに、それを思い切って人に話してみたら「厳しいんじゃない?」「今からそんなの無理でしょ」「現実的じゃない」と最初から否定された経験はありませんか?
自分はやりたいと思ってやる気も湧いているのに、そんな言葉で水を差されてしまっては成功した未来も、やる気とともに潰れてしまいます。
周りの人に言われるその言葉。
実はそれ”やりたいことを潰しにかかる”「ドリームキラー」の言葉なのです。
この記事では、あなたがやりたいと思っていることを、どうして他人は否定してくるのか。
その理由と、夢を潰されないための対処法をお伝えします。
自分のやりたいことを否定する「ドリームキラー」とは?
ドリームキラーとは認知心理学の概念であり、文字通り夢を殺す人です。
夢や目標を語る人に対してネガティブな反応を示し、相手の熱意やモチベーションを削ぐような言動をしてしまう人のことを指します。
やりたいことを否定する人には”悪意”と”善意”の二者がいる
あなたのやりたいことを否定する人は、次の二者に分類できます。
- 悪意のドリームキラー:深く考えずに「あなたにできるわけがない」「失敗するに決まっている」と夢を語る人を笑い、バカにしたりする
- 善意のドリームキラー:「そんな事に挑戦したらあなたがダメになる」「心配だからやめてほしい」と善意から引き止めようとする
また、自分のことをよく知らない人間だけがドリームキラーになるとは限りません。むしろ親しくしていた友人、家族さえもときにはドリームキラーになり得るのです。
距離が近いほどにあしらいづらく、厄介と言えるかもしれません。
やりたいことをどうして邪魔・否定するの?:3つの理由と特徴
知人や友人、家族がドリームキラーになってしまうのにはいくつかの原因があります。
邪魔する理由1:「嫉妬」
誰しも、目標に向かって頑張ろうとするキラキラした存在は眩しく感じてしまうことがあるでしょう。
「目標がある」「頑張っている」人を妬ましく思い、足を引っ張りたくて否定的な言葉を言ってしまうのです。
それは、意識的な場合もあれば無意識の場合もあります。
本人は嫉妬しているなんて気がついていないかもしれませんが、あなたが諦めれば、何も努力していない自分と同じ状態に戻って安心できるので、つい「無理なんじゃない?」「諦めたら?」と言ってしまいます。
否定する理由2:「不安」
ドリームキラー的態度は、自分のよく知っているあなたが新しい事に挑戦することで、自分から離れていってしまう、自分の知らないあなたになってしまうことに対する不安の表れとも言えます。
それは避けたいので、「リスクを取るより現状維持」「今のままで十分なんじゃない?」と提案して、自分の元に留まるように説得しようとするのです。
これは、どんどん成長していく子供に対する親の態度によくあるパターンでもあります。
親が子どもの夢の芽を摘んでしまいがちなのは、自分の子どもにいつまでも「子ども」でいてほしい、そうじゃなくなったらどうしよう、という願望と不安感から来ている場合があるのです。
否定する理由3:「恐れ」
人間はカーテンの揺れを幽霊だと勘違いして怖がるように、正体がわからないものや未知のものを過度に恐れます。
知らない・わからない・理解できない物事は怖いから避けたいのです。
目標や夢が自分にとって想像できない、理解できないものであればあるほど、「よくわからないけど、やめておいたほうがいいんじゃない?」という漠然とした提言をしてしまいます。
あなたがやりたいことをやろうと変化することで、ドリームキラー達は「あなたが遠くなる」「あなたに対して自分が惨めになる」「自分の居心地が悪くなる」そんな気持ちを抱いてしまうため、あなたのやりたいことを否定したがるのです。
ドリームキラーは上記のような感情に基づいて意識的にも無意識的にも、夢を語る相手に対して否定的な態度を取ってしまいます。
どれも感情に基づく非合理的な判断であり、なおかつ当人は悪気がない場合も多いので、論理的に説明して納得してもらおうと思っても難しいのがドリームキラーの特徴です。
他人に邪魔・否定させない対処法
ドリームキラーに夢を邪魔されずに夢を叶える方法は、いくつかあります。
否定させない対処法:不言実行を目指す
有言実行したい、目標を周囲に伝えて応援してもらいたい、家族にサポートしてほしいという思いもあると思いますが、そこをぐっと我慢して一人で地道に努力をするのです。
まだ何も成し遂げていないうちに夢を語るからドリームキラーに阻まれるのです。
黙っていても問題がないうちは夢は自分の中で温めておくことをお勧めします。
邪魔させない対処法:ドリームキラーと距離を置く
例えば、実家暮らしをしていて自分の生活についてある程度親に相談・報告しなければいけない状況で親がドリームキラーになってしまったなら、これを機に実家を出て一人暮らしを始めてみることをお勧めします。
ドリームキラーを説得して理解してもらおうとするのはとても大変なことなので、しばらく会わない・話さない・距離を置くことで自分の夢を潰されずに済みます。
やりたいことのやる気を潰されないために確認
あなたにそう言っている人は
- あなたよりそのことについて詳しいですか
- あなたの能力を知っていますか
- あなたのやる気を理解していますか
そうでないなら、その言葉に惑わされるのはやめましょう。
そうであったとしても、それでもあなたがやりたいと思うことなら、そんな言葉でも自分を奮い立たせる糧にして、納得がいくまでやりきってください。
周りの人たちは無責任にそう言っているだけで、あなたがそれをしようとしまいとあなたに何かしてくれる訳ではありませんよ。
偉人の多くは周囲の反対を押し切って夢を叶えた人々です。
天才は凡人には簡単に理解されないものです。
ドリームキラーに阻まれることなく、自分が信じる道を生きましょう!
悔いのない選択ができることを心よりお祈りしております。
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