またやってしまった…同じ失敗を繰り返す脳の働き|3つの原因と対策
またやってしまった…
誰も失敗したくてしている人はいないと思います。
それでも、失敗しないように気をつけているのに、気づくとまたやってしまうのです。
では、なぜ同じ失敗を繰り返してしまうのでしょうか。
この記事では、同じ失敗を繰り返してしまう原因と、失敗を繰り返さないためにどうしたらいいのか、その対策を紹介しています。
同じ失敗を繰り返す脳の働き
まずはじめに、失敗を繰り返す原因や対処法を身につけるために必要な、”脳の働き”を説明します。
失敗や成功に至る脳の働き
人間の動きには、
- 行動を起こす”トリガー”
- 行動によって生じる”結果”
- 行動から結果の間にある”プロセス”
この3つが存在します。(トリガーをきっかけ・原因と置き換えてもいいでしょう。)
これらをまとめて”動きの経路”と呼ぶこととします。
”動きの経路”は日々の習慣や繰り返しの中で脳の働きによって構築される神経経路ですが、これを通常・成功・失敗の例に当てはめると次のようになります。
例)Aさんは学校の課題である計算問題をすぐに終わらせたいようです。
通常のケース
Aさんは自宅で課題をしようと決めました。
帰宅後、自室で時々休憩をしながら作業し、2時間で2つの課題を終わらせました。
- トリガー:自宅での作業を選択
- プロセス:自室で時々休憩・普通の集中力での作業
- 結果:時々休憩が必要+通常の集中力→2時間で2つの課題
成功のケース
Aさんは図書館で課題をしようと決めました。
落ち着いたクラシックの流れている静かな図書館で休憩せずに集中して作業し、2時間で3つの課題を終わらせました。
- トリガー:図書館での作業を選択
- プロセス:落ち着いたクラシックの流れている静かな図書館で休憩せず集中して作業
- 結果:休憩不要な集中力の維持→2時間で3つの課題
失敗のケース
Aさんは放課後に教室で勉強しようと決めました。
教室で友だちとおしゃべりをしながら作業をしたところ結局課題は終わらず、自室で放課後でのやりとりをSNSでしながら作業し、4時間で2つの課題を終わらせました。
- トリガー:放課後の教室での作業を選択
- プロセス:友だちとおしゃべりしながらの作業・SNSでやりとりをしながらの作業
- 結果:作業に集中できない→教室で終わらず・作業に集中できない→4時間で2つの課題
簡単に書きましたが、ポイントは『Aさんはこの環境下ではこうした結果になるのだと、脳内で神経経路が構築されている』ということです。
同じ失敗をしてしまう原因は3つ
先の例を見ていただいてわかる通り、結果にはそこに至る原因とプロセスが存在します。
そして、繰り返される失敗は同じ経路、似た経路を辿っているのです。
つまり、同じ失敗が繰り返される原因はどのような事象であれ、
- ”失敗に至ったプロセス”と”何がトリガーとなってその失敗が引き起こされたのか”を理解しなかったこと。
- それに対する解決策を打たなかったことにあります。
- そして、失敗について考えるあまり失敗体験が強化され、失敗の”動きの経路”にはまりやすくなっているのです。
同じ失敗をしないための方法・対策
まずはじめにすることは、『プロセスとトリガーの特定』です。
あなたが失敗してしまった時のことを思い出してください。
失敗を繰り返さないための分析・特定
何が原因でどうやって失敗してしまいましたか。
- あなたの環境はどうでしたか。
- あなたの失敗の引き金はなんでしたか。
- あなたの失敗はどこですか。
- それをしていた時どんな気持ちでしたか。
- 何を考えていましたか。
失敗してしまった時を思い出しながら、今後はその日のうちに出来事を書き出すようにしましょう。
書き出したことを主観的・客観的に分析し、なぜ失敗してしまったのか、その原因を特定しましょう。
失敗する原因を排除
原因を特定したら、次はその失敗の原因をどのように排除するか考えましょう。
こうしたらいい→効果なし→なぜか→こうだから→じゃあどうしたらいいか
この分析と対策を一つ一つ丁寧に行いましょう。
失敗したまま終わらせない
何かに失敗した時、失敗した作業をそのままにして次の行動に移らないでください。
失敗したまま次の行動に移ると、失敗までの一連の流れが神経経路に重ねられ、失敗時の動きの経路が強化されてしまいます。
何かに失敗したら、できるだけ早いうちに正しい行動で上書きしましょう。
計算ミスをしたなら解き直し、入力ミスをしたら正しいデータを入れ、正しい動きの経路を強化しましょう。
成功した時・調子がいい時の状況の分析・特定
失敗原因を排除するだけでは新たな失敗をしてしまうかもしれません。
失敗しない良い状態に自分を置くために、成功した時・調子がいい時の原因を特定しましょう。
- あなたの環境はどうでしたか。
- あなたの成功の引き金はなんでしたか。
- あなたの成功はどこですか。
- それをしていた時どんな気持ちでしたか。
- 何を考えていましたか。
何が原因でどうやったから成功したのか、調子がよかったのかを特定しましょう。
自分にとって良い状態を作り出す
成功した時・調子がいい時の原因を特定したら、自分をできるだけそこに近づけましょう。
失敗についてばかり考えていると失敗体験が強化され、そちらの動きの経路に引っ張られてしまいます。
失敗から学ぶことがあっても、囚われるべきではないのです。
良かったことを考え、良かった原因へ積極的に近づいていき、良い状態を習慣化しましょう。
そうすることで、新しい神経経路が構築されます。
構築された動きの経路を変えることは、不可能ではありませんが大変です。
それは繰り返された結果に構築されたものなので、時間をかけるか、荒療治になるからです。
同じ失敗を繰り返す人への対処法として、こちらの記事に具体策を紹介していますので、併せて活用してみてください。
失敗を繰り返さないための方法まとめ
同じ失敗を繰り返してしまう原因は掴めたでしょうか。
『失敗の原因を特定することで、失敗する原因が降りかかる前に排除できます。』
『そして、失敗したこと、することばかり考えるのはやめましょう。』
『自分にとって常に良い状態でいられるよう意識し、そのために行動しましょう。』
あなたばかりが失敗している訳ではありません。他の人にも苦手なことはあり、知らないところで失敗してたりします。
人と比べたり、孤独になる必要はありません。
なぜ人は失敗を繰り返すのか、それは『人間は自分で思っている程、過去の失敗から学んでいないから』です。
それならもっとポジティブなことに思考を割きましょう。
あなたが成功した時のことを具体的に思い浮かべて生活しましょう。書き出し、分析し、特定したことを考えましょう。
そして、次に成功した時は自分のことを全力で褒めてあげてください。
なぜなら、あなたの心は、あなたの理性よりもそれを望んでいるからです。
心の状態は行動に大きな影響を与えます。
そして、よく外見に表れます。
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