嘘の会話|話の内容5項-嘘つき共通の話し方・言葉の特徴と見抜き方

, 嘘を見抜く方法

「ん?何かこの話おかしいな…」

皆さんは、誰かの言い訳を聞くときや、何かの説明をされているとき、その内容に違和感を感じたことはありませんか?

その違和感、おそらく気のせいではないでしょう。
可能性の一つとして、あなたは嘘をつかれています。

しかし、違和感に気付くことができても、その正体に気付けなければ意味がありません。

そこで今回は、嘘をついている人に共通する”話の中身の構造”とその”見抜き方”についてご紹介します。

これを読んで、嘘をついている人の話を聞くと、それが嘘だと見抜けるようになるでしょう。

嘘つきに共通する話し方の特徴

  • 嘘の話は時系列であることが多い
  • 前置きが長い
  • 重要な部分が短かったり、なかったりする
  • 話に自分の感情がこもっていない
  • 質問に対して遠回しな答えをする

嘘つきの話し方と特徴1−話の内容が時系列であることが多い

嘘つきの話し方は時系列
普通人は、何かを思い出して話すとき、自分の中で強く印象に残ったことから話し始めます。

しかし、嘘をついている人は、自分が作った偽りの物語であるため、内容のどこにも印象深いところなどありません。なのでその物語の最初から順番に話し始めようとするのです。

例)
問:「ねぇ、機能なんで来なかったの?連絡も取れなかったし…」

真実の場合
「ごめん!昨日はどうしても気分が乗らなくて…、連絡も取ろうとは考えたんだけど、なんて言ったらいいかわからなくてできなかったんだ。本当にごめん。次からはちゃんと連絡を入れるようにするよ。悪かった。」

嘘の場合
「ああ!昨日のことなんだけど、前の晩から仕事続きで夜遅くてさ…。それでもちゃんと朝は予定通りに起きたんだよ?そして歯を磨いて、朝食を食べて、その日の新聞を読んでいたんだ。昨日の見出し見たかい?あのチームが優勝したみたいだぜ!あぁ、それでそのあと着替えを済ませて駅まで行ったんだが、携帯を忘れてしまってね。まったく最悪だよ!おまけに電車は止まるし~ウンタラカンタラ...」

嘘つきの話し方と特徴2−前置きが長い

嘘つきの話は前置きが長い

嘘つきの作り話も全てが作り話だとは限りません。
大抵は、嘘と本当を織り交ぜてつくっているものです。

嘘つきは真実を語る際には気持ちに負担がかからないため、嘘と関係のない前置きの部分で真実をできるだけ詳細に語り、相手に信じさせようとします。

また、相手の質問をごまかしたり、嘘までの時間稼ぎをするためにわざと前置きを長く語ることもあります。

これが、嘘つきの話の前置きが長い理由です。

嘘つきの話し方と特徴3−話の重要な部分が短かったり、なかったりする

嘘つきの説明には答えがない、はぐらかす

前置きとは逆に、嘘の部分を語るとき人は緊張し、できるだけ突っ込んでほしくないため、最小限の言葉で言ったり、他の関係ない話でうやむやにして重要な部分を言わなかったりします。
結果、話を聞いても肝心の部分が分からないままです。

話が無駄に長ったらしく、要領を得ない場合、それは真実を隠している可能性があります。

嘘つきの話し方と特徴4−話す言葉に自分の感情がこもっていない

人は真実を語るとき会話の節々に、その時に自分がどう思ったか、どう影響を受けたかなどを語るものです。

しかし、嘘の作り話からは何も感じられず影響を受けないため、話の内容が状況の説明ばかりで、自分の気持ちについてはほとんど語りません。

また同じ理由で、嘘つきの話にはエピローグがありません。
嘘をついたり、ごまかしたりしたらすぐに話すのを止めてしまうからです。

嘘つきの話し方と特徴5−質問に対して遠回しな答えをする

人ははっきりとした嘘を口にしたくないため、質問された答えにわざと回りくどい言い方で答える。

例)問:「この料理美味しかった?」

真実の場合
「うーん、ちょっとしょっぱくて苦手かも」

嘘の場合
「あぁ、よく塩味が効いている味付けだね」

嘘をつく時は遠回しな言い方をする

嘘つきの話し方を見極める方法

嘘の見抜き方1−もう一度同じ話をしてもらう

「すみませんが、よくわからなかったのでもう1度初めからお願いします。」

嘘つきの作り話が即席で作ったものである場合、話の内容が最初に話したことと違ったり、矛盾点が出てきたりします。

回数を重ねるたびにボロが出やすくなります。

話の内容を記録するのも効果的でしょう。

嘘の見抜き方2−嘘の疑いのある内容の詳しいところを質問する

嘘の話を見抜くために質問する

作り話にも限界があります。嘘つきに、話について詳しく質問すれば、彼らはさらなる嘘を重ねることになり、いずれボロが出るでしょう。

この時重要なのが、”質問の問いは、Yes・Noで答えられない聞き方”にすることです。

×「昨日外出した?」
○「昨日外出してなかったっけ、どこ行ったの?」

まとめ

「嘘の話の構造」いかがでしたか?

嘘を話している人の話の内容には、どうしても違和感があります。

その違和感を感じた時、当記事の内容を思い出して頂けたらと思います。

是非ご活用ください。

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