「ここだけの話」が口癖の人の性格と心理−この言葉が持つ力の秘密
ここだけの話ですが...
あなたに「ここだけの話」が口癖の人の”性格”と”特徴”
そして、「ここだけの話」が持つ”力の秘密”を教えましょう。
最近よく
「ねぇねぇ、ここだけの話なんだけどね・・・」
「これはお客様にだけ、特別にお教えしますが・・・」
「こんな話をしたら上司に怒られちゃうんですけど・・・」
なんて言ってくる人に出会いますが、
彼らはどうしてこんな前フリをして私たちに話しかけてくるのでしょうか?
そしてそれは、本当に「ここだけの話」なのでしょうか?
「ここだけの話」が口癖の人の性格
この口癖を使う人は、「人に認めてもらって優越感に浸りたい」「自分をアピールしたい」という欲求が強い人です。
だから、「ここだけの話」と言う言葉を使って、
「こんなこと知ってるなんて、この人すごいなぁ」
と人に思わせようとするのです。
また、「ここだけの話」が口癖の人は、普段はあまり目立たない大人しい人が多いです。
普段あまり注目されていないので、余計自分に興味を持って欲しいと思っているのでしょう。
中には、
”あなたと仲良くなりたい”
”この秘密を守れるかどうかで自分への忠誠心を試したい”
という人もいます。
特に、大した内容でないのに思わせ振りな態度をとる場合は、自分と仲良くなって欲しいという気持ちが強いと考えられます。
「ここだけの話」が持つ力−人の気持ちをつかむのに有効
これを使うと
・相手は”特別扱いされた”と思って嬉しくなります
「ここだけの話」には”あなたにだけ特別に”というニュアンスが含まれています。なので、この言葉を聞いた人は、言った人に好意的になります。
・こちらの話に惹きつけることができます
「ここだけの話」と前置きすることで、
「まだ周囲には知られていない」
「これは価値のある情報だ」
と相手をワクワクさせ、その話を魅力的にする事ができます。
・2人の間に仲間意識を生みます
「ここだけの話」という言葉は、秘密を共有している気にさせるので、2人の間に連帯感が生まれます。
・自分に好感を持たせることができます。
この前置きをすることで、話の内容が相手にとって貴重であるほど、教えた後のあなたの印象は良くなるでしょう。
対処法
優越感に浸りたい人
さりげなく相手のことを褒めてあげると、相手は満足してくれるでしょう。
あなたと仲良くなりたい人
自分に教えてくれたことに感謝し、内容を漏らさないようにしましょう。
そうすれば、良い人間関係が築けます。
あなたが距離を置きたい人
「私はあまり秘密ごとは得意じゃないので」と言って断りましょう。
「ここだけの話」のデメリット
- 頻繁に使うと”口が軽い人””大げさな人”という悪評が立ち、信用を失ってしまいます。
- そう言った隠し事が好きじゃない人からは、悪印象を持たれます。
この言葉は使い勝手は良いですが、あまり頻繁に使ったり、使いどころを間違えると逆効果になってしまうので注意しましょう
「ここだけの話」を使っている人の注意点
この口癖がある人に「大事な話」をしてはいけません!
あなたの情報も、違う誰かの「ここだけの話」になるかもしれないからです。
もうご存知かもしれませんが、
「ここだけの話」をしている人は、ここ以外でも同じような話をしています。
多くの人からすごいと思われたいので、その人にとって大したことのない話ほど色んな所で話しているのです。
自分の情報を守るためにも、話す相手と内容は選ばなければいけませんね。
「ここだけの話」と似ている口癖とその効果
-
「あなただけに言うけど…」
→”あなたに好意を持っています”というメッセージ
-
「誰にも言わないでよ」
→”あなただけは特別”というメッセージ
-
「実は…」
→”特別なことを言うぞ”というメッセージ(大したことない事が多い)
-
「信頼しているから話すのだけど…」
→この言葉で、”喜ぶ人”と”うっとうしく感じる人”にわかれる。
まとめ
・「ここだけの話」を使う人は
優越感に浸りたい人
あなたと仲良くなりたい
あなたを試したい
・「ここだけの話」が持つ力
人を喜ばせる
自分を好きにさせる
仲間意識を生む
話に惹きつける
・使い方を間違えると
信用を失う
悪印象を持たれる
自分の情報を守るためにも、話す相手と内容は選びましょう。
「ここだけの話」いかがでしたか?
簡単に使えて便利な言葉ですが、残念ながらうまく使いこなせていない人が多いように思います。
まず、口癖になる程使うのはやめた方がいいと言わざるを得ませんね。
気づいた時には、自分がここだけの話のネタにされているなんてことにならないよう気をつけましょう。
当記事を読んで、少しでも多くの人がこの言葉を使いこなせるようになることをお祈りしています。
うまく使えば、人間関係をより強固にするのに役に立つはずです。
「ここだけの話」でした。
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