仕草で見抜く|その人に”1番伝わる”伝え方・話し方「優位感覚」
商談や人間関係、恋愛をスムーズにするためには、相手のタイプに合わせてコミュニケーションをするのが効果的です。
そのような時に使えるのが、仕草で相手のタイプを知ることができる「優位感覚」という技術です。
優位感覚とは
人間の特性は優位感覚によって視覚優位、聴覚優位、感覚優位という3つのタイプに分かれるという理論があります。
簡単に説明すると、”ギター”という楽器を、「形や色の見た目」「音色などの音」「手にして弾いてみたりする身体感覚」のどれで理解するのが得意か、という理論です。
そして、これらのタイプは仕草によって判断できます。
仕草によって相手のタイプを判断し、効果的なコミュニケーションの取り方を知っていきましょう。
視覚優位の人への伝え方
視覚刺激に敏感に反応し、映像や絵画、彩り鮮やかで綺麗なデザインなどの視覚的刺激を好みます。
このタイプの人とコミュニケーションをするためには、映像をイメージさせることがポイントになります。
商談の場合は、グラフや写真、パンフレットを使うことや視覚的な説明をすることがあげられます。
デートに誘うなら、映画や美術鑑賞などが良いでしょう。
視覚優位の人を見抜く仕草・特徴
・目線は上に向けがち。
・上体や頭を直立させたまま、座ったり、立ったりする。
・椅子には、上体を前にのり出してすわる。
・身なりはきちんとしていて、整理整頓を心がけている。
・見た感じを大切にする。
・外見に心を動かされやすい。
視覚優位な人に好感触な話し方
このタイプの人反応しやすいのは次のように視覚に関する言葉です。
これらの言葉を使うと、コミュニケーションが促進されます。
視覚に関する言葉
見る、描く、映す、ひらめく、明るい、暗い、
キラキラ、青い空、白い雲、輝く、透明、
長い目で見る、目に入れても、明確、鮮明、
注目、ビジョンなど
聴覚優位の人への伝え方
聴覚刺激に敏感に反応し、音楽や音の出るものなど聴覚的刺激を好みます。
また、物事を論理的に捉えるという特徴もあります。
このタイプの人と商談をする時は、客観的なデータを示すことや論理的に説明することです。
また、デートする場合は、音楽会やライブ、寄席などが良いでしょう。
聴覚優位の人を見抜く仕草・特徴
・目を左右によく動かす 。
・ひとりごとをよく言う。
・言葉で伝えられたことをそのまま覚える
・音楽が好き。
・電話で話すのが好き。
・声の調子や言葉に反応しやすい。
聴覚優位な人に好感触な話し方
聴覚的な言葉
聞く、言う、話す、歌う、説明、ささやく、
テンポ、声、音、発言、シーン、ザーザー、
大声、静か、波長が合う、耳が早い、
耳にタコ、口は災いのもとなど
感覚優位の人への伝え方
感触やにおい、味などの感覚に反応します。
ゆったりとした性格です。
このタイプの人とコミュニケーションをするためには、相手のゆったりしたリズムに合わせて話をすることです。
そして、相手の身体感覚を心地よくさせる表現を使ったり、感情豊かに話したりします。
このタイプの人に商談を進めるなら、商品に触ってもらうことや使ってもらうことです。
デートをするならグルメです。
感覚優位の人を見抜く仕草・特徴
・動いたり話したりするスピードがとてもゆっくりである。
・具体的に感触のあるものに反応しやすい。
・身体の触れ合いに反応しやすい。
・人の近くに立とうとする(パーソナルスペース が狭い) 。
・「感触」や「感じ」で物事に興味をもつ。
・落ち着いたしゃべり方、長く複雑な文を話すことができる。
感覚優位な人に好感触な話し方
感覚的な言葉
感じる、柔らかい、まったり、のんびり、安心、
緊張、リラックス、温かい、冷たい、ふわふわ、
ガチガチ、イライラ、不安、おいしい、苦い、甘い、
フルーティ、触れるなど
”1番伝わる”伝え方・話し方のまとめ
相手の仕草で、相手の視覚優位、聴覚優位、感覚優位の中の優位な感覚がわかれば、商談や恋愛、人間関係に応用することができます。
一生懸命伝えているのに伝わらないと悩んでいる方は、その人がどのタイプに当てはまるのか一度考えてみましょう。
伝え方を変えてみれば、今までと違った反応をしてくれるかもしれません。
”1番伝わる”伝え方・話し方でした。
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